基礎と基本は違います
基本とは、生き方のベースになるもの
■基礎とは?基本とは?
おおかたの人は基礎も基本も同類に見るようです。
基礎は、それをベースにしてさらに広がりの可能性を持つ具体的な学習であり、そのこと抜きにしては、他の学習が考えられないものです。
それには、「何故そうなるのか?=Why?」と「具体的な技術=How to?」の二種類があります。
現在の教育現場は後者に流れていますが、ジャパンフレネでは両者は車の両輪にあたるものとして二つとも重要視しています。
それに対して基本とは、心構えの問題です。
ある種の動機づけに触発された衝動が一定程度の冷却期間を置き、その人の生き方の構えとなって身についたものと考えてもいいでしょう。
■”愛の貧乏脱出大作戦”から学ぶ「基本」
かつて“愛の貧乏脱出大作戦”というTV番組ありました。
流行らないレストランや食堂の主人が鉄人のもとで数日修行に励み、店を整理しようという企画です。
具を餃子の皮に包むことを徹夜でやらされる。
ラーメンのスープをレシピ通りに作る。
うまくできなければ何度でもやり直しを命ぜられる。
この番組を見ていて、最初は「鉄人が何十年も血と汗と涙で獲得してきたものを一日や二日で体得できっこないじゃないか」と馬鹿にしていましたが、ある時、はたと気づきました。
これは、鉄人の技を体得することが目的なのではなく、何らかの修業、修練を一定期間持続させれば一定程度の技術が修得できるということを実感させているのではないだろうか。今まで何をやってもダメだという生き方のベースやパターンを変化させ、自信を持たせることが目的なのではないだろうか。
襟や姿勢を正し、真正面向いて歩いていこうとする決意を生み出すものとして“愛の貧乏脱出大作戦”を見ると、それはそれで大いに学ぶところがあるのです。
基本とは、そういった生き方のベースになるものを指し示すのです。
