vol/1483 2008.04.15
● 特別支援教育って何だ?そして教育委員会って何だ?
先日、豊島区の教育委員会に行ってきた。
発達障害の可能性がある児童をジャパンフレネに受け入
れるということで在籍校に連絡を取ったところ、「学校
としては問題はないと思います」と副校長。
「ただ、教育委員会の方で話を聞きたいということなの
で、一度、保護者ともども出向いてください」。
何か言われるのかと思いきや、教育委員会担当者は、い
たって友好的・・・。「公立学校に在籍しつつとうこと
なので、何の問題もありません。在籍校と連絡を取りつ
つ、うまくやってください」
拍子抜けした。今まで教育委員会との関係でいい思い出
は、あまりない・・・。
埼玉県のある小学校では、フリースクール在籍に対し、
頑として出席を認めない。
「教育委員会のお達しで・・・」
「わかりました、私から直接教育委員会に聞いて見まし
ょう。場合によっては県教委にも聞いて見ますが、お立
場上、これはあまりいいことではないかと思い、一応、
お電話差し上げました」
校長は大慌てで「いや、私のほうから再度教育委員会に
聞いて見ます」
5分後、何のことはない、出席扱いOK・・・。こんな
ものなのだ。
「大田区の教育委員会はフリースクールに通う児童生徒
に対し、一切出席を認めないし、通学証明書も発行しな
い」とかたくなな態度を取った大田区の小学校校長がい
た。当事者の子どもは、発達障害。特別支援教育が始ま
った昨年のことである。
今回の友好的な豊島区教育委員会の対応に感謝すると共
に、去年のあれは何だったの?と公教育の対応に疑問を
持つ今日この頃である・・・。