デイリーフレネ

VOL 1510 2008 .7.13

● 教職員採用試験の思い出 その(3) 埼玉編

 

東京は清瀬市の教員採用試験をけってしまった30数年前の木幡・・・、北海道も合格していたが欠員がなく、残すは埼玉県のみ・・・。岩槻市(現さいたま市岩槻区)から面接の連絡があった。

 

相当数の面接者が市役所の面接会場で待機・・・。

「主任制について質問があったよ」

「えー!どうしよう!?なんて答えた?」

「反対って言ったらまずいから、よくわかりませんって答えておいたよ」

回りはみんな動揺・・・。

 

この年から悪名高い<主任制>が教育現場に導入されることになっていた。

一般教員と教頭の間に主任を置き、現場の管理体制を強化するのが目的。主任手当ても支給される。

 

さて、ぼくの番がやってきた。

「主任制についてどう思いますか?」

やっぱりきたか・・・。だいたい、面接の場で思想・信条・宗教を問うのは、全くの愚問。(そういう質問は、おかしいですよ。思想・信条の自由を阻害するものですよ)と言おうかと思ったが、やめた。

そして、「私は主任制について反対です」

以下、とうとうと反対理由を述べた。ああ、またやっちゃったな。こういう場で本音をしゃべるのは、まずいのかしら・・・。長いものには巻かれて、周りに歩調を合わせて・・・。おふくろの声が脳裏に浮かぶ・・・、「寛、『出る杭は打たれる』って言うんだよ。周りに合わせてうまくやらないとだめなんだよ」

おそらく、不合格・・・と思っていたが・・・、なあんと!岩槻市から採用通知が!とうとうと主任制について反対意見を述べたのに・・・。案外。それが良かったのかもしれない。

 

この年、岩槻市に採用された教職員は、約50名。ぼくは、新設校に新任3名と共に赴任。50名中、教職員組合に加入したのは、ぼくも含めてたったの3名だった。

 

新任の分際(?)で教科書・市販テストは使わない、学級通信を出す。学校間交流や親も含めての算数の学習会などなどやりたい放題。翌年は市教組の教文部長に選出され、師・遠山啓先生を講演にお招きした。3年後、遠山先生の推薦で民間教育運動のメッカ東京の明星学園に移動。

 

1980年前後は怖いもの知らずの時代。このことに関しては、また別の機会に・・・、ちゃんちゃん!

 

 

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