NO 1539 不器用?それとも・・・ 2009.09.29
体育祭の準備。キャタピラレースのキャタピラをダンボールを分解して作る。
簡単そうでこれがなかなかできない。
まず、段ボールをガムテープで貼り付ける前に、大きなホチキスの針を取り除くことに眼がいかない。ダンボールを貼り付ける時、いっぺんに貼り付けようとして失敗し、テープを無駄にしてしまう。
仮止めするという発想がないのだ。身長を考えず、大きなダンボールを2個つなげ、巨大キャタピラを作ってしまう。あるいは、その逆。人が入り込めない極小のキャタピラ・・・。1時間かかってようやく1個・・・。
鉢巻を数えてもらったときも同様なことを感じた。二つ重なっている鉢巻をチェックせず、無造作に積み重ねていく。正確な数を把握できない。
これらを、不器用という問題に矮小化することは簡単だ。しかし、そんなに単純な問題ではないだろう。技や物を作るときの段取りを教えてこなかったのは、我々大人の責任だ。思い起こせば、小学校時代、当時の社会党委員長浅沼稲次郎が右翼少年に刺殺され、それ以降教室からナイフが消えていった。手動鉛筆削りの時代の始まりだ。
あれから50年・・・、問題の根は深い・・・。