デイリーフレネ

NO1553 夢と希望(3)―結婚式 2009.11.19

母親の教育運動の一環として長年算数の指導をしてきた。その名は『おもしろ算数クラブ』。場所は、埼玉県の熊谷・行田・鴻巣・・・。その時の教え子が結婚することになり、披露宴でスピーチと乾杯の音頭を頼まれた。

 

当時の教え子が4人集まっていた。

「小学校の何年頃から、算数クラブをやっていたっけ?4・5年生からだっけ?」

「小学校の2年生からですよ」

そうすると、高校卒業時まで指導していたから・・・、足掛け12年!彼らは28歳になっている。

「木幡さん、緊張しない?俺、手が震えてきたよ」

余興を頼まれたK君が言う。

「いや、全然。仕事柄、話すのには慣れているからね」

 

こんな話をした。

 

人は、この世に生を受けてからその一生を終えるまで、他者に迷惑をかけ続けて生きていく存在と言われています。考えても見てください。「おぎゃー」と生まれてきた時にへその緒を切ってもらい、産湯につけてもらいます。その一生を終える時、自分で棺おけに入ることはできません。全て他者にやってもらうのです。そういった意味で人間は、存在そのものが迷惑なのです。

 

生まれも育ちも違う二人が出会い、うまくいくはずがありません。人は、話し合ってもなかなか互いを理解することは、できないという前提で話し合わなければなりません。理解できないからこそ話し合う、対話するということが重要なのです。

 

新郎・新婦の迷惑は、今までご両親が引き受けてくれました。しかし、これからはそうはいきません。Mさん、これからはS君の迷惑を引き受けてあげてください。S君も同じです。Mさんの迷惑を引き受けてください。そういった意味で結婚式とは、二人の門出を祝うと共に『迷惑を引き受ける』ことを決意する場でもあるのです。

 

花の都の東京で出会った二人の行く先は未知!されど、先には夢と希望と幸せあり!若い二人の今後の健闘を祈ります。

 

こんな感じで話を2分以内にまとめた。人は2分以上の話は、聴かない。

スピーチが終了した後、自分自身のことを考えた。偉そうに話したが、はたして自分は、どうだろう?いまだに行き当たりばったりの生き方をし他者に迷惑ばかりかけているなあ・・・。深く反省の日々である・・・。

 

 

 

 

 

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