デイリーフレネ

NO 1562 comで始まる英単語 2010.02.02

教え子T君から『comで始まる英単語』に関して、メールが来ました。以下、転載します。


------------------------以下、転載


HPを拝見していたら、今日(28日)の学習の中で「com」で始まる英単語のホワイトボードがupされていました。

"compassion" (for the others)

英和辞典ではどうも"誤訳"されていると感じる単語なのですが
"思いやり" (for the othersをつけると他者への思いやり)というのが
恐らく英語圏で生活する方達の使い方だと思っています
*同情・憐みといういうニュアンスをどうも日本語訳の辞書は優先させています。

先生がこの単語を肯定的 or 否定的に捕えているかは分かりかねますが、
自分がされて嫌なことは、他人に対しては決してしない。という至極簡単極まりないこと
それは、他者への思いやり・配慮ということの根源であると・・・・
個人主義が生活のベースになっているアメリカで生活した時に覚えた単語です。
(文科省の定める学習指導要領の中で、高校なりで習得すべき単語なのかなんては全くもって分かりませんが)

アメリカ人のほうが、日本人よりも他者への思いやりという面では優れているなと
ここ数年は感じることが多くなってきています。

(多分、先生は「相手の立場を考えて」という言葉は好まれない? と思っていますので
恐らく否定的に捕えている方に賭けますが・・・・・)

この単語が2年前に注目を浴びたことがあります。
北京オリンピックを前にしての2008年4月
中国共産党政府がチベット自治区での暴動騒動への関与に関して
ダライ・ラマ14世が、アメリカ訪問のためトランジットで
日本に立ち寄った際の記者会見で、「compassion」の気持ちが
お互いにあれば、事態は必ず打開されると・・・・・
会見の際に幾度となく「compassion」という単語を話していたことが
自分の中では非常に印象に残っている出来事です。

何かの折に、チベット問題といったことを取り上げることがあれば
フレネで学ぶ生徒さんたちに「compassion」という単語と併せて
議論をしていただければと・・・・

とりとめもないままに、すみません。

それでは、失礼します。

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