NO 1584 対極の行動『直接か?間接か?』(2) 2011.09.14
Part 1 学校の限界と大江健三郎の視点
先日、学校を通じ東京都教育委員会が【"がんばろう日本"節電アクション月間《7月》】チェックシートなるものを配布した。各項目を<がんばりたいこと><ふりかえり>などでチェックしていこうというもの。
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このところ籠(こ)もりきりだと知っている編集者の旧友が、写真撮影を口実に都心へ呼び出し、それが終わると、赤坂のパリ式カフェに連れて行ってくれました。気後れしている老人に、国籍不明なほど若わかしい身なりの老人が歩み寄って、力強く、――裁判、おめでとう!(中略)
立ったまま小澤さんが話し始めたのは、三・一一以後この国のテレビCMをみたしている社会的な気分の表現に、方向付けを感じないか、ということです。
おれたち戦中の子供がよく聞いた、ヨクサンという言葉があっただろう?(大政翼賛会の、辞書で引くなら「力をそえて、天子などをたすけること」だが、と私は若い人たちに注釈しました。自発的な協力態勢のようでいて、仕掛け人がいる) そう、「ガンバレニッポン」「日本は大丈夫」。(後略)
(定義集)責任の取り方を見定める 沖縄の抵抗から学ぶ私たち 大江健三郎(朝日新聞 6/15)
まさにその通り!溜飲を下げたのは、ぼく一人ではあるまい。この視点から、どのようなアプローチができるかを考えていくことが重要であり、これは学校ではなかなかできない。
さて、『ツイッター』で【"がんばろう日本"節電アクション月間《7月》】チェックシートについて、こんなつぶやきがあった・・・。
小学校からのお便り「がんばろう日本節電アクション」。10項目中5項目はがんばらなくても達成してる!すごい!っていうか単にテレビも炊飯器もポットもないだけ・・・。
(続く)