デイリーフレネ

NO 2531 2009.06.29

● 鳩間島に山村留学しませんか?


ジャパンフレネが毎年『飛ぶ教室』で訪問している、沖縄県八重山郡竹富町の鳩間島。その鳩間小中学校の在校生4名が転出し、小中学校の在籍数がゼロに・・・。100年以上の歴史ある鳩間小中学校・・・、学校がなくなると若い人が住みにくくなり、島の文化も育たない。今まで、石垣島や沖縄本島、あるいは本土から子どもを迎え入れ、小中学校を存続させてきた。


エメラルドグリーンの海に囲まれた鳩間小中学校に山村留学してみたい方は、ジャパンフレネまでご連絡下さい。


鳩間島を知るためには、下記の著書を参考にして下さい。『鳩間島通信』(羽根田治さん主宰)より転載しました。


『子乞い―沖縄孤島の歳月』 (森口豁著  凱風社刊 1800円)


1985年にマルジュ社より刊行された『子乞い・八重山鳩間島生活誌』の増補・新装版。


このノンフィクション作品には、過疎化による小中学校の廃校問題に直面した鳩間島島民が、廃校を阻止すべく苦闘する姿が描かれています。これに島の最新の状況を盛り込んだのが新装版です。


著者は1960年より鳩間島に通い続け、ほかに沖縄に関する多くの著書があるジャーナリストの森口豁さん。森口さんならでは洞察力が光る「島の歳月をみつめて 鳩間島への手紙」と題された巻末の一文には鳩間島の今と未来が描かれていて、いろいろ考えさせられます。なお、森口さんは過去に鳩間島を舞台にしたドキュメンタリー番組も何本か制作しています。鳩間島を訪れる方は必読の一冊です。


『光の島』(尾瀬あきら著 小学館刊 各505円)


『夏子の酒』で知られる漫画家の尾瀬あきらさんが、森口豁さんの『子乞い―沖縄孤島の歳月』 を漫画化した作品です。原作をベースにしながらも、尾瀬さんならではのヒューマンなドラマが繰り広げられ、ついうるうるしてしまいます。


尾瀬さん自身、何度も取材で鳩間島を訪れているので、作品のなかには現実の鳩間の風景がたくさん描かれています。小学館の『ビッグコミックオリジナル』2001年第9号に初登場し、2003年末に連載終了。単行本全8巻が好評発売中。


『パイヌカジ 沖縄鳩間島から』(羽根田治著 山と溪谷社刊 1600円) 


鳩間に通い始めて約10年が経過した1997年の夏に出版した本です。その間に私が島で見たこと、聞いたこと、体験したことを中心に、島の人々の日常の生活を書き留めてみました。


「感動した! この本には鳩間島の真の姿がある」(通事建次さん)、「ページをめくるたびに涙が溢れてきた。すばらしい本だ」(佐藤明雄さん)、「人々の生活をこれほどいきいきと描いた本を私は他に知らない。よくぞ書いてくれた」(飯島善次郎さん)などなど、多くの方々からたくさんの称賛の声が寄せられています。

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