ジャパンフレネの学習で何を獲得するか
「集め編み出す力=編集力」の獲得
人はそれぞれみんな違います。
ダイアローグ(対話)の中で異質なものを擦り合わせ、そのことにより自分が変わることを潔しとしていく関係性の構築が重要です。その中でこそ、今までの自己を乗り越え、新しい世界・新しい自己に出会うことができます。
ジャパンフレネではそのための基礎・基本として、次のような力を獲得していくことを具体的な目標にしています。
・ 「レスポンス(応答)する力
他者の話しをよく聴き、それをまとめ(要約)ダイアローグ(対話)する母国語の能力(聴く・読む・話す・書く)
・ 「まねる力」
他者の良いところを自分の力とし、別の応用や新しい創造へつなげる力(大工の徒弟制のような学び方)
・ 「段取る力」
情報を集め、それらを分析・総合していくなかで新たな「知」をあみだしていく力(算 数・数学的思考力)
以上をまとめてひとくくりにするならば「集め編み出す力=編集力」と言ってもいいでしょう。
この力はかつて「読み・書き・ソロバン」といわれていた非常に具体的なものと、今、文部科学省がいう「生きる力」という抽象的すぎるものをつなぐ意味があります。
これは基本的に学校で身につけさせて欲しい力ですが、必ずしも現在の学校で可能かどうかは吟味が必要でしょう。
ジャパンフレネは学校現場と密に連携を取り、具体的な教材を媒介にした動機づけを伴う授業を提案していきます。その運動体が「BASIC」で、現在、新宿・湘南・山梨で運動が展開されつつあります。