デイリーフレネ

NO 1635 『沖縄』という素材(4) 2012.09.26

【追記】

 

この原稿を書いていて、また沖縄軽便鉄道の跡を歩いてみたくなった。『ケービンの跡を歩く』の著者金城功さんに直接お会いし、お話も聴ければと思い、出版社の(有)ひるぎ社に電話してみた。ところが、「この電話はお客様の都合によりつながらなくなっています」の繰り返し・・・。これは、どうしたmo

のか?もしかして、会社が無くなっている?いや、那覇空港の売店に、ひるぎ社の沖縄文庫が多数陳列されていたのだから、そんなはずはあるまい。しかし、困った。104で金城さんの電話番号を調べるという手もあったのだが、ひるぎ社そのものの存在を確かめたくなった。

 

ここであきらめないのが、ぼくのいいところ。沖縄ジュンク堂書店に電話し、ひるぎ社の書籍の在庫があるかどうか、ひるぎ社に連絡がつかないのだが、会社は存続しているのかどうか・・・。この二点を訪ねてみた。

 

いやあ、沖縄の人は親切だなあ!きちんと調べてくれました。

「おたずねの件ですが、ひるぎ社の書籍につきましては、当社でお取り扱いはございます。ただ、ひるぎ社はすでに倒産したようでこれからの書籍入荷は不明の状態です。ただ、倒産の際に<ブックスじのん>という会社がひるぎ社の書籍を引き継いだようです」

丁寧にブックスじのんの連絡先を教えてくれた。

 

早速、こんどはじのんに電話・・・。

「おっしゃる通りです。ひるぎ社の在庫に関しましては、私どもが入札競売で縁ありまして、引き取らせていただきました。金城先生?お元気ですよ。連絡先は・・・」

もう80歳近い金城功さんの連絡先を教えていただいた。ブックスじのんは、沖縄関係専門の古書店。金城さんと書籍名を出しただけで、すぐに消息が判明。プロの仕事です。ついでに『西表炭鉱概史』三木健(ひるぎ社)も古本扱いで購入できた。

 

とにかく、やってみるものです。

 

        BOOKSじのん 098-897-7241

 じのんとは宜野湾の琉球古語

                                              (終)

 

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