デイリーフレネ

NO 1649  本のトリセツ・・・  2013.04.19

ペーパー以外の本の時代の到来・・・と言われても、ぴんと来ない。端末に配信され、持ち運びも便利と言われても、やはり、ぴんと来ない。要するに、本をどういう風に利用するかの観点が違うのだから・・・。

 

本を大切にしなさいと言われても、ぴんと来ない。だから、書店で「本にカバーをおかけしましょうか」と言われてもぴんと来ない。大切にするという観点がこれまた違うのだから・・・。

 

必要な本ほどぼろぼろになる。書き込みが多くなり、古本屋には出せない。特に授業を創ろうと力(りき)入れて読む本は、相当ひどい状態になる。まず、思いついたことを表表紙や裏表紙に書き込む。途中のページにも書き込む。アンダーラインは引かない。重要な部分の文頭にチェックを入れる。二回目読む時には、チェックを入れたところだけ読み、重要だと思ったところには、さらにチェックを入れる。三回目はダブルチェックの入っているところだけ・・・というふうに5から6回は、読む。最後にチックが多い部分をペーパー(京大型カード)に書き写すと万全。

 

次は、カードを動かし並べ、シンキングマップ的に関連性を構造化する。最近は、付箋をあれこれ操作する方法があるようだが、カードによる構造化は、30年以上前から実践している。文献が多くなり、本が重たいと感じた時は、必要な部分だけページを破る。コピーするとなくしてもいい感覚になるので、やぶいて糊付けしたほうがいい。京大型カードの他に、RHODIAの大小メモパッドやMoleskineの方眼ノートも便利だ。これも破いて並べ替えができる。

 

以上、ぼくの場合、本はペーパーであることが必要最低条件になる。デジタル朝日も購読しているが、ペーパーの朝日新聞も読む。そして、切抜きするのが性にあっている。端末に送られてくる本は、直接書き込めない、チェックできない、破れない・・・。こういう、本の読み方・扱い方をしているので、図書館から本を借りて読むということが不可能になるんですね。本をどうしても手元においておく気は、あまり無いんですが・・・。

 

以上が、ぼくの『本のトリセツ』です・・・、ちゃんちゃん!

 

※ わが子(小2)も本が大好き。しかし、本の表紙は全てはずし、捨ててしまう。

 いわく、「表紙がついていると、読みにくい。邪魔だよ」だそうだ・・・。

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